DelightStyle 1st Album「ULTIMATE CONTROLLER」Interview

ファン待望の1stアルバムが9月にリリースされたわけですが、制作はいつ頃から始まったのですか?

katsue:制作は結構詰め詰めで、今年の8月くらいからどうするかを話し始めて……、多分7月の終わりくらいかな?

misaco:制作は2ヶ月くらいでアルバムをリリースしたんですけど、アルバムを出したいねって二人で話始めたのが2年前からありましたね。

katsue:中身に関しては何を収録したら良いのか地味に迷って(汗)ゲームソングやオリジナルと曲は沢山あるけど、そこからどれを選べば良いのか、どうしようかってずっと悩みましたね。でも今させていただいている活動のことを考えたら、ゲームソング主体で選んだ方が良いんじゃないかと、そこから急に進み始めて……

misaco:そうですね。

katsue:それで結果的に2ヶ月で終えられたという感じです。

今回収録されている曲は既に配信でリリースされている曲もありますが、レコーディングし直した曲などはありますか?

katsue:基本的に歌の録り直しはしていないです。

misaco:録り直しはしていないんですけど、マスタリングをし直しています。

YouTubeにアルバムのトレーラーとしてお二人のインタビューが上げられています。そこで曲間をどれだけ持たせるかを悩んだと話されていましたが、やってみていかがでしたか?

katsue:曲によってスピード感や曲の始まりや終わり方が違うので、曲間一つでこんなに印象が変わるものか、と勉強になりましたね。今まで誰かのアルバムを買って何の気なしに聴いていましたけど、こういうところに拘る気持ちがわかったというか、アルバムの印象にもつながる重要なところだと感じました。それこそ0.5秒だけ詰めてもらえないか?と突然拘り始めまして(笑)

misaco:(笑)プレイヤーに入れて聴いてみて曲間が長いと曲の余韻に浸っているところに、あれ?って気持ちが覚めてしまうんだなとわかったり、逆に短すぎると曲の余韻に浸れないしで、人間の耳って繊細なんだなと思いました(笑)

katsue:人間の耳って繊細だなって思いながら、曲が終わっての余韻だったり、曲始まりの高揚感だったりというのは曲間に含まれているんだなって新しい発見でした。

それを聞いて思ったのがDelightStyleの曲は、それだけ曲の持つ世界観に引き込む魅力があるってことじゃないですか?

misaco:そうなんですかね(笑)自分でそれを特に意識したことは無かったんですけど、感覚的にやっていたのかもですね。

katsue:曲間決めることも大変でしたけど、アルバムの曲順も同じかそれ以上に悩みました。ライブでは、ここにこの曲を持ってくると盛り上がるかな?とかそういうことを考えながらセットリストを決めるんですけど、アルバムになるとそれが難しくて。曲を並べて一つの作品にするということを今までやっていなかったので、曲の世界観やデラスタの世界観を壊さない曲順が中々決まらなかったです。

misaco:曲間よりも割と曲順の方が苦労したかもしれないです。デラスタとYOFFY(サイキックラバー)さんで考えたんですけど、やっぱりそれぞれで違ってくるんですよね。自分以外の二人が考えた曲順で、確かにその方が良いねって思うものもあったし、やっぱり曲順が一番難航した説(笑)

katsue:私達も何度も歌ってきた曲だし、ファンの皆さんも聴いてきた曲なので、イメージや先入観が強すぎてそれに引っ張られたというのもあります。ここにバラード入れて良いのかな?とか……

misaco:バラードを入れる位置が難しかったよね。

katsue:デラスタはゲームソングではあまりバラードを歌っていなかったので、良い意味で私達のイメージが変わるようにと考えて苦労しました。

misaco:だから是非皆さんには一度順番通りに必ず聴いていただきたいですね!曲順については本当に拘ったんだよ、という事で。その後はランダムにお好きなように聴いていただいてね。

お二人それぞれが考えていた曲順はどんなものだったんですか?

misaco:二人して別々でしたね。私は割と早くにバラードを配置していました。

katsue:私はデラスタで初めて歌ったゲームソングのセイシュン桜花を最初に持ってきていました。

misaco:二人だけだと初めてのことでわからないことが多かったんですけど、YOFFYさんの助言のおかげでDelightStyleというものが綺麗に出せたかなと思います。

katsue:客観的に?というのかな?

misaco:そう!客観的に見ていただいたので、あっちこちに伸びて散漫な印象にならないようになったと思います。

katsue:私はどうしても客観的になれなかったので……

misaco:難しいよね。

katsue:私達だけでやっていると同じところでループしちゃうんです。

misaco:あっちこち話が拡がってしまうので。結局煮詰まって一旦置こうかとなる。

katsue:その一旦置いたところでYOFFYさんに話を聞いてもらって一緒に考えてもらいました。

misaco:二人のアイデアをベースに綺麗にまとめていただいたんですが、それがストンっと納得のものでした!

やっぱり自分達のことを良くわかってくれているなと。

misaco:そうですね。

katsue:プロデューサーさんだなと。最初の3曲は飛ばしていこうよ、とかアドバイスいただいて一緒に考えていただきました。

※因みに当初二人で話し合って決めた曲順は以下になる。(Bonus Trackは含まず)

1 Life is a Labyrinth (Ultimate Mix)
2 My Mythology
3 Piece of My Heart
4 ネバセグ〜Never Say Good-Bye〜
5 Endless Way
6 オメラビがいっぱい(ver.MAXωパワー)
7 愛☆promise
8 We Will Meet Again
9 ωラビリンス〜ohπr2の法則
10 セイシュン桜花

それでは各曲についてアルバムの収録順にお話いただければと思います。

1. Life is a Labyrinth (Ultimate Mix)

Ultimate Mixとありますがどこか変えられたところはあるんですか?

misaco:ゲーム中に流れるときのギターの音と今回のギターの音は……

二人:違うんです。

katsue:アルバムではYOFFYさんがギターを弾いてくださっています。

misaco:普通に聴いているだけじゃ気付かないかもしれないですけど……

katsue:聴き比べをしてもらえたら音の鳴りが違うかなと思います。

これはお二人がずっとテーマ曲を歌われているオメガラビリンスの3作目オメガラビリンス ライフのOPですね。

katsue:これまでオメガラビリンスシリーズとして最初のオメガラビリンス、2作目のオメガラビリンスZと歌わせていただいたのですが、3作目が出ると聞いて今回歌わせていただけるのか凄くドキドキしました。

misaco:前回歌ったから今回もと当たり前のように歌えるわけでは……

二人:ないので。

katsue:3作目の発表から主題歌が決まるまで結構時間が空いていたんですけど、凄くドキドキしました。歌わせてもらえるよと聞いて純粋にやった!と思いましたね。

misaco:ホントにそう!3作品も出る人気ソフトなのでまた歌わせてもらえるんだろうか?という不安はありました。

katsue:歌わせてもらうことが決まってからYOFFYさんが作曲に入り、出来上がった曲を聴いたときはこれまでの曲とイメージが全然違っていましたね。ゲームの内容自体がスローライフ的な感じで、花を育てたりとかそういうものが含まれているんです。前の2曲のようにテンション高くワーッ!というものでは無かったので……

misaco:ちょっとあれ?ってなりました。オメガラビリンスなのにこれでいいの?って。

戸惑いがあったとのことですがレコーディングは順調でしたか?

misaco:割とサクサク進んだよね?そんなことない?

katsue:そう………ですね、ちょっと記憶が…

misaco:記憶がって(笑)この曲も歌うこと決まって、ゲーム発売の前年のゲームショウで歌うことになっていたんですよ。披露出来るという話だったんですがその間が1ヶ月位しかなかったんです!

katsue:期間が短くて。

misaco:YOFFYさんの曲作りからレコーディングまでこの1ヶ月間で済ませることになったので、慌ただしくて逆に記憶が残ってないです(苦笑)作り込んでいるのですが完成までスピード感があったと思います。

katsue:曲が今までと違う、ゲームの内容も変わったところがあるので企画書等は読み込んで挑んでいました。だから2作目、3作目と私達の歌い方も変わってきていると思います。自分達ではそう思っているんですけどね(笑)

misaco:(笑)

katsue:この曲はこれまでと比べて割と柔らかい歌い方をしていて、Aメロなんかはふんわりした歌い方をしているのでそこに気付いてくれていたら嬉しいなと思っています。でもゲームは敵と戦うローグライクRPGというのもあって柔らかいだけじゃない力強さも出しています。

misaco:いつもゲームの世界観を大事にしていてそれを意識した歌い方をしています。一応(笑)

katsue:一応(笑)でもオメガラビリンスはシリーズ化していることもあって中身も同じようでいて違う部分があるんです。なので主題歌も同じようにその時々の世界観を楽しんでもらいたいのと、その違いを感じてもらえたらと思っています。

この曲で好きな部分はどこになりますか?

misaco:私はイントロの少しタメが入っている感じが好きですね。

katsue:私はサビ前のmisacoとの掛け合い風になっているところから、サビで二人が一緒に歌うところです。普通歌っていて気持ちが良いのはサビ部分だったりするんですけど、この曲のようにサビ以外のパートで歌っていて気持ち良くなるのは珍しいので。歌詞も気持ちが入っていきます。

2. My Mythology

katsue:台湾のオンラインゲームの主題歌として歌わせていただきました。これまでオンラインゲームに触れてこなかったので、どんな世界観なのか実際にゲームをやってみたんですが、皆で戦うというイメージで………合ってますよね?

misaco:協力して敵を倒すという感じ!

katsue:合っていて良かった(笑)それでこの曲を初めて聴いたときに、私がイメージしたものが表れている曲だなと思ったんです。「皆で一緒に戦うよ!」という意思表示を曲に込めて歌いました。それもあって強めに歌っているところもあります。

misaco:私は皆で協力してクリアしてお疲れ様!という曲にも出来るなと思っています。katsueの言うように強めに歌っているんですが、声の強さだけじゃなくて意思というところでも芯が通った強い人というイメージを持って歌っています。
あとゲームの主題歌って歌に合わせてアニメーションが作られるじゃないですか?そのアニメーションと曲のイメージがバッチリ合っているんです。最初鳥が空を飛ぶシーンで始まるんですけど、私も歌い出しで鳥と同じように空を飛んでいる気持ちになりますね。風なんか吹いていないんですけど、風を感じています(笑)私の場合はこの曲を歌っていると開放的になるというか、歌っていて凄く気持ちが良いので好きです。特に好きな部分はBメロの「ワンダラーン♪」のところでとにかく好きですね!

katsue:「ワンダラーン♪」は私が歌っています(笑)

misaco:主メロはkatsueが歌っているんですけど、この突き抜ける感じが気持ちいいです。自分が歌っているんじゃないですけど(笑)そこにぴったりハモリを入れられたときは「ヨシッ!(ガッツポーズ)」となりますね(笑)

してやったりみたいな。

misaco:サビに向けての勢い付けになっているなと思います。だからドヤッ!って歌っています(笑)

katsue:私は常々misacoから言われているので……

misaco:今日の「ワンダラーン♪」良かったよ!とか。

katsue:(笑)自分でも凄くそこを意識して歌うようになっちゃって(爆笑)

misaco:すいません(笑)

katsue:自分でも「今日のワンダラーン♪調子良いな」とか気にしてますからね(笑)

misaco:私凄く言うからね(笑)

katsue:この曲はメッセージ性も強い歌詞なんですが、セットリストにこの曲が入っていないときは少し寂しい気持ちになりますね。純粋にサビの部分が好きなので。サビの入りの部分の音が下から上に上がっていくので、これも曲の世界観を上手く表しているなと思っています。

misaco:それこそオーケストラをバックにして歌ってみたい曲です。強さだけでなく綺麗さも持ち合わせているので。歌の話ばかりですが、実はインストだけでも充分カッコいいんですよ!何かの機会にファンの皆さんに聴いてもらいたいです。

3. セイシュン桜花

misaco:ゲームソングデビュー曲になるんですけど、ライブの共演者の方々に好きと言っていただいている曲ですね。

katsue:多分滅茶苦茶インパクトがある曲だと思うんですよね。聴いたときに「何だ!この曲!」というような曲だと自分達では思っています。

misaco:耳に残るのかな?

katsue:自分達で歌っていてカッコいいなと思うし、これが私達のゲームソングデビュー曲やで!って(笑)自慢できる曲ですね。

misaco:(笑)この曲は2012年の曲なんですけど…

二人:色褪せないなって。

misaco:自分でもそう思うし、7年経った今でも歌う度に毎回新鮮な気持ちで歌えます。
それこそ何千回と歌っているのかもしれないけど(笑)

katsue:そう。いつでもドヤッってできる(笑)

それだけ歌っているとレコーディング当時と現在では歌も変化しているのでは?

misaco:あー、全然違うと思います。

katsue:歌い方も変わってきているのと、歌詞に対する自分の気持ちの乗せ方も毎回違っていて、今日はここの歌詞が気になるな、とかどの曲でもあることなんですが、セイシュン桜花に関しては思い入れが強いのもあって、聴かせどころを自分で変えながら歌っているような気がします。

misaco:回数を重ねているだけあって余裕を持ちながら歌えるようになっているので、多分アレンジを加えながら……

katsue:もう無意識に変えながら歌っている曲かもしれないですね。

misaco:アルバムに入っている曲も、2012年にレコーディングしたもので収録されているんですけど、当時はゲームソングを歌うのが初めてだったこともあり、凄く力んでいるんですよ。

katsue:力んでいるしこの曲を100%理解できていないまま、歌えていない感じがまだありますね。

misaco:ゲームソングというものに対してもそうだし、桜花センゴクというゲームの理解も今主題歌を歌わせていただいているゲーム達よりもできていないと思うんですよ。

自分の中に落とし込めていないと。

misaco:そんな状態でレコーディングしていたから大分初々しい。今は逆に噛み砕いて理解して歌っているので、大人のセイシュン桜花になっている(笑)

katsue:CDの音源を聴いてからライブでの歌を聴いてもらえば全然違うことがわかると思います。あれ?こんなに曲の世界観が伝わってくる魅力的な曲だっけ?と感じるんじゃないかな?
レコーディングの時は私達も戦国時代を舞台にしたゲームなので力強さを意識して歌っていたけれど、今聴き返すとまだまだ足りないと思いました。

misaco:全然足りないです。可愛いもんじゃん!と。

katsue:今録り直したら全然違うセイシュン桜花になると思います。

misaco:やってみる?(笑)

katsue:リレコーディングしちゃう?(笑)

それこそワンマンライブの時のグッズや特典で用意して欲しいです。

katsue:アルバムに入っている曲の中で、この曲が1番CDとライブとのギャップがあると思います。曲と共に私達も成長してきた感じ。

misaco:一番最初がこの曲だったからこそこれに続いて他の作品の歌を歌えたんだと思います。あとこの曲で私が一番感動したことは、YOFFYさんが下のハモリをとても綺麗に作られていることです。直接聞いたわけじゃないので間違っている可能性があるんですけどね(笑)それでコーラスって主メロに対して高い音で合わせていくことが多いじゃないですか?そこで私達二人の良いところが出るように理解してくれて、下のハモリを作ってくださったんじゃないかと思っています。レコーディングの時も既にkatsueがラフな歌を入れていて、YOFFYさんがその下でハモリをいれていたんですけど感激しすぎて何故か机の周りを3周くらいしました(笑)曲とハモリどちらも良すぎて訳のわからないテンションになっていましたね。

katsue:この曲で今のデラスタが形成されたので大切な曲だし、思い入れもあるのでアルバムでは1曲目に持ってこようか考えたこともありました。

misaco:ワンマンライブのセットリストを考えるときも一番最初に持ってきたい!

katsue:持っていきがちなんですけど、ちょっと待て、みたいな(笑)

misaco:他にも曲はあるぞ!と(笑)

katsue:この曲を最初に持ってくるとその後の展開が駄々崩れになっちゃったりして……

misaco:アルバムの曲順でも同じことが起きたもんね。

katsue:それで3曲目に持ってきたのは正解だなと思います。

ゲームソングデビュー曲ということですが、YOFFYさん提供というのも初めての曲ですか?

katsue:初めてですね。この曲で初めてちゃんとしたレコーディングを経験させてもらい、プロにキチッとマスタリングもしてもらった初めて尽くしの曲なので。

misaco:初めて世の中、言ってしまえば世界中の人が聴いてくれるステージに立たせてくれた初めての曲ですよね。

katsue:だからこそmisacoも3周しちゃうぐらいだし、私も初めてなので歌に気持ちを込める難しさだったりを身に染みて感じました。ゲームソングとなると歌の語尾一つに対しても気を抜けなくて、こうすると良くなる、ということを学ばせてもらいましたね。

misaco:それまでは自分達で作った曲をありのままの自分で歌っていたから……

katsue:誰かにディレクションしてもらうでもなく。

misaco:(ディレクションしてもらって)ないし、オリジナルソングなので自分の感情で歌えたんですけど、セイシュン桜花はゲームの世界観など自分以外が入ってくるじゃないですか?そこが難しかったことでもあり、楽しかったことですね。にもかかわらず私達の魅力を出していただいていたので3周しちゃいました(笑)

katsue:周っちゃいました(笑)

4. Piece Of My Heart

katsue:ゴリゴリのバラードですね。

misaco:やっときました、バラードが。

katsue:エンディングもデラスタでいきます、と言われて歌うことになったんですが、どういうこと?と直ぐに理解できなかったですね。もう1曲歌えるの?って感じでキョトンとしてましたね。

misaco:それでゲーム会社さんからバラードという要望があったんです。

katsue:そこで私から提案したんですよね。YOFFYさんからエンディング曲もやらせてもらえることを聴いて、和のテイストを出そうと思っているとのことだったので、デラスタにもバラードがあるんですけどぉ~、と売り込みました。それで先方に曲を送っていただいたら「良いですね!」とお返事があり、トントン拍子に決まっていきましたね。そこからは歌詞をゲームの内容に添うよう変えたり、アレンジもがっつり変えてこの曲が誕生しました。ここでも初めてがあって、私達の曲が初めてゲームソングになったんですよね。アレンジをしてくださったのがYOFFYさんと一緒にやっている大石憲一郎さん。アレンジされた曲を聴いたら、うちらの曲だっけ?となって……

misaco:180度違うどころの話じゃなくて全く違う曲ですね。

katsue:全く違う曲と言っていいほどアレンジされていたので驚きが半端なかった(笑)

misaco:私が作曲した曲だったんですけど、私こんな曲作ってません、みたいな(笑)

katsue:私の曲じゃありません、みたいな(笑)

misaco:アレンジでこんなに曲が変わるのかって勉強させてもらいましたね。歌のメロディーは同じですけど、他は原曲とは違うものです。原曲はポップなアレンジだったんですが、それが大河ドラマに流れるような壮大なアレンジに変わりましたからね。

katsue:ストリングスがバンバン入っていて、今日はオーケストラの皆さんと一緒に曲を届けます!みたいな感じですから(笑)こうしてアレンジの凄さを感じさせてくれた曲で勉強になりましたね。世界観もより作られていると思います。同時にアレンジが変わることで、これまでの私達の曲では出ていなかった私達の新しい引出しを作ってくれたように思います。

misaco:歌詞も原曲と違うので、歌っている私達も乗せている感情は違うものなんです。原曲を知っていてもそれと同じ曲だとわかっていなかったら、メロディーが一緒でも気付かないくらい変化していますね。それで改めて良い曲作ったなと思います(笑)自信を持ってそう思えるほど!
原曲の方は桜花センゴクの初回限定盤の特典CDに収録されているので、持っている方は聴き比べることができます。

katsue:DelightStyleバージョンはたまにライブで歌う機会があるので、その時是非聴いてもらいたいですね。

misaco:寧ろこのバージョンはライブでは中々聴けないですよ。

5. オメラビがいっぱい!(ver.MAXωパワー)

katsue:オメガラビリンスシリーズ第2作目のオメガラビリンスZのOPです。これはとにかく明るく、楽しく皆で「パイ」って騒ごう!という曲です。

misaco:私はこの曲を歌うときはゲームに寄せるというより、プリキュアやセーラームーンのような美少女戦士系のイメージで歌いました。可愛い曲だけどカッコいいも多い曲なので。

katsue:この曲は歌詞の中に「パイ」というフレーズが沢山あるんです。一杯とか失敗とか、「パイ」と入る言葉をYOFFYさんが詰めてくれたんですね。それもあって「パイ」というフレーズが一番多い曲なので、よりオメガラビリンスのコンセプトの、「パイ」が全面に出ています。ライブの時は皆で「パイ」と歌って欲しいですね。私も歌うときは「パイ」が皆さんに伝わるように心掛けています。

misaco:自分でも「パイ」をMAXにして出すという(笑)私なんてライブの時「パイ」しか言っていないですからね(笑)

katsue:1作目よりも「パイ」を入れ込んでいるので(笑)

misaco:制作陣が物凄くオメガラビリンスを理解して、落とし込んでいますからね。1作目の反応から皆これだけ「パイ」と言ってくれることがわかったので。あと何故か歌っている皆が凄い笑顔になっている(笑)

katsue:皆「パイ」が好きなんだよ(笑)というか「パイ」だって色んな「パイ」があるからね?

misaco:皆が勝手に想像しているだけだからね?って(笑)というところをふんだんに入れたMAXωパワーです。

katsue:皆さんが「パイ」と言っているときの笑顔が良くて、私達も一生懸命「パイ」と歌います。それで皆が「パイ」と言ってくれたらしてやったりですね(笑)

misaco:そうです!この曲は聴かせるというよりフロアの皆と一緒に楽しむ曲に育ったかなと思っています。

katsue:真面目にゲームの世界観を作りつつ、こういった遊び心がある曲を作るYOFFYさんは凄いと思います。私達もゲームソングを歌わせてもらうようになってから、ライブへの取り組み方も変わってきました。たまにライブ中に声を出してくれない人がいるとmisacoが煽り始めますからね(笑)「声出せよー!」みたいな(笑)

misaco:煽っていてあまりにもその反応が薄いとちょっとブラックなところが出てきちゃって(笑)

6. 愛☆Promise

katsue:PCゲームの四畳半プリンセスというゲームの主題歌なんですけど、本当に美少女ゲームらしい曲かなと思っています。

misaco:ゲームのコンセプトが日常なので、その中にあることを歌っていて、普通に聴いたら好きな人への歌に聴こえますが、ゲームをやっている人には別の見方が出来るような歌詞になっています。サビ前の「H・A・D・A~」とアルファベットの歌詞がローマ字読みをするとハダカプリンセスになったりとかですね(笑)確かレコーディングの時にこの部分どうする?となって、私がハダカはどうか?アルファベットを読むだけにすれば直接的でもないし、とこんな感じで提案したら採用されました(笑)

katsue:サラっと聴いたら気付かないよね(笑)この曲も遊びの部分がありますけど、デラスタの中では珍しい可愛いタイプの曲です。

misaco:イントロの入りから可愛いもんね。

katsue:ちょっとプリンセス系というか、お城から出てきますよ的なイントロなので。ゲームのストーリーもお姫様が幼少期に出会った男の子に会いたくて、自分の国を出てその男の子の元へ行く、そして男の子が住んでいる家が四畳半という話ですから私はゴリゴリの恋愛ソングだと思って可愛く歌っています。この曲はYOFFYさんが作詞作曲してずっとワンコーラスしか無かったんですけど、1stワンマンに合わせてフルサイズが作られた曲なんですよ。それで2番はゲームの内容に沿って私が作っています。

misaco:二人の歌詞を歌ってみて2番の歌詞の方が女子目線、女子の気持ちが強いなと思います。

katsue:この違いも楽しんでもらいたいですね!

アルバムには歌詞カードが付いていますからね。

misaco:この曲は合いの手が多いので、ファンの皆さんにはライブで是非とも参加してもらいたいですね。因みにこの合いの手のレコーディングには仲良くさせていただいている声優の上間江望ちゃんが参加してくれています。

katsue:ゲーム中に流れるものに関しては別の音源なんですけどね。フルコーラス作ったときに私達もレコーディングし直していて、そのタイミングで上間江望ちゃんにもお願いしました。そのおかげでゲームのものとはガラリと変わったと思います。

7. ωラビリンス~ohπr2の法則

katsue:オメガラビリンスシリーズ第1作目の曲ですね。この曲を歌うときにゲームのコンセプトをいただいたんですが、なんじゃ?このゲーム、という印象が強くて……

misaco:企画書を開いたら胸のアップのイラストが出てきたので、ん?と思いましたね(笑)

katsue:でも掘り下げていけばいくほど女の子だけでは思い付かない内容だし、それをRPGにしようという考えが新鮮でした。

misaco:オメガラビリンスシリーズは表面上ふざけているんですけど、正統派ローグライクRPGと唱っているだけに中身はしっかりとしているんですね。

katsue:やり込み要素がありますからね。曲も最初に聴いたときはサウンドを始め、カッコいい曲だなって思いました。レコーディングの時はカッコいい曲だけど可愛く歌いたいなと考えてレコーディングしました。私のレコーディングの後にmisacoのレコーディングだったんですけど、私が可愛く歌っちゃったからmisacoがそれに合わせなきゃいけなくなるという……

misaco:私の中ではこの曲のレコーディングが一番時間がかかったし苦労しました。katsueのテンションに合わせなきゃならないだけでなく、意識して歌い方を変えても自分が思っているほどいつもと変わっていなくて、声色を変えることの難しさを再認識しましたね。ライブではいつもの楽しい感じで歌っていますけどね。

katsue:この曲がタイアップ5曲目だったんですけど、それまでの強い歌い方とかじゃなく少し変えたいという思いが生まれて、YOFFYさんに可愛い感じの声で歌いたいと相談していて……

misaco:元々がカッコいい曲なので私達が可愛く歌っても甘々になることはないので……

katsue:それてやってみたらチグハグになることなく「良いんじゃない?」と反応をいただいたので、可愛く歌うが採用されました。

misaco:そんなやり取りがあったことは知らなかったですけどね(笑)私の場合、「今回はこういう感じです」とkatsueの歌が入っている曲を聴くので。

katsue:私はこれまでとは違うデラスタを見てもらいたくてやりました!

misaco:ががが、頑張りますって感じでした(笑)私達のぶりっ子の部分が出ていると思います(笑)ただ可愛く歌ってもどうしても自分が強く出てしまっているので、そこはどうも自分の殻を破ることが出来なくて、やり切れなかったと悔しさ感じています。今だったらもっと形に出来ると思うんですけどね(笑)

katsue:ライブではこの曲は鉄板曲なので盛り上がりますね。

misaco:ライブに来たファンの皆さんはこの曲をやらなかったら、絶対に物足りないまま帰ることになるだろうと勝手に思っています(笑)

8. we will meet again

katsue:これはデラスタのスーパー数少ないバラード曲のうちの1曲です。この曲はエンディング曲なんですが、前作のエンディング曲のネバセグとは真逆のしっとりしたバラードですね。

misaco:バラードを歌わなすぎてレコーディング当時はこのテンションに落ち着けるのが難しかったですね。

katsue:声のテンションが明るすぎても暗すぎてもダメなんですよ。そしてバラードだけどゲームの世界観とマッチしていて私は好きですね。

misaco:バラードだけど悲しい曲じゃないので、聴いた人にそれが伝われば嬉しいですね。

katsue:YOFFYさんにディレクションしてもらってそれぞれ歌っているんですけど、二人の声に乗っている感情が微妙に違うような……

misaco:先日のM3限定で販売したんですけど、この曲でお互いのソロバージョンがあるんです。それを聴いてもらえればその違いがわかるかもしれない。この曲の世界観に対して私の方が熱い気持ちで歌っていて、かっちゃんは落ち着いた気持ちで歌っているんですが良い感じに調和していると思っています。

9. Endless Way

katsue:この曲は他のどの曲とも違う気持ちで歌っています。歌詞や曲調が爽やかな感じなんですよね。曲を作る段階からYOFFYさんに声を張らずにフワッとした歌い方をして欲しいと言われていたんですが、そういう歌い方が難しくてこれまでで一番苦労しました。結局声を張っちゃっているんですけど(笑)でも他の曲に比べたら柔らかく歌っていると思います。

misaco:私の場合はこれまでとは違うタイプの曲だなと思いました。テンション上げて盛り上がっていく曲が多いんですけど、バラードほどとは言わないけれども少し落ち着ける曲がこの曲ですかね。聴いている分には感じさせないんですけどメロディーが難しい曲で、音階を上がっていくメロディーラインだと歌いやすいのですが、音が下がっていくメロディーラインなんですよね。それだけじゃなくリズム感も重要なのでライブで歌うときは緊張しています(笑)アルバムをリリースしたので最近ではセットリストに入るようになっていますね。

katsue:この曲を歌うときは本当に緊張しますね。

10. ネバセグ~Never Say Good-bye~

katsue:とにかく明るい曲です。歌詞の中に「かぼちゃの馬車」とか出てくるのでおとぎ話的なイメージがあって、聴いている皆が楽しくなるようなポップな世界観だなと思っています。レコーディングの時も楽しい感じを出すようにしてましたしね。

misaco:歌声も跳ねた感じでね。パーティーソングじゃないけど、例えるなら卒業式後に皆でワーッと盛り上がっている場面に流れたら合いそうな感じ。だから曲中も合いの手を入れるとかより、手拍子して好きに歌って楽しんでもらえたらと思います。

katsue:キーが高い曲なのでライブで歌うときはそんなこと思いながら歌っています(笑)レコーディングもそのイメージが付いてきますね。

misaco:音の高低は激しくないんですけど、メロディーラインが高い位置で展開していくので。

katsue:聴いている人にはキンキンするとかなく楽しんでもらえてるかな?と少し心配してたりします。
この曲みたいにYOFFYさんの曲って結構テクニックを求められるものが多いんですよ。だから自然と鍛えられているのかもしれないですけどね。

misaco:YOFFYさんにはそこまでやらなきゃならない?と凄く大変なことだとこちらに思わせないようなディレクションをしていただいていると思います。楽しくレコーディングもさせていただいていますしね。どうして欲しいのか実際に歌って聴かせてくれたり……

katsue:イメージが湧きやすいよね。

misaco:歌っていて楽しい曲です。Aメロの部分とか凄い好き。サビになると難しくなるけど。今思ったけどアイドルっぽさもある曲かもしれないですね。

katsue:私は落ちサビが好きですね。明るいからこそ落ちサビ部分の歌詞が入ってきて、終わってしまうことや別れの寂しさが伝わってくるんです。この感じを聴いてる皆さんに伝われば良いなと思っています。

misaco:この曲は男女というより仲間との別れのイメージがあるよね。

katsue:戦いが終わっても君との関係は続くよね、っていうサヨナラは言わないよって感じで。タイトルを訳しちゃっているけど(笑)

misaco:確かに(笑)

ネバセグというタイトルもキャッチーですよね。

-Bonus Track-
1. 風雲雷神フジサンダーJ

katsue:富士山のご当地ヒーローの風雲雷神フジサンダーJの応援ソングです。ヒーローのテーマソングというところの王道の曲で、そのカッコよさを出していきたいと思って歌っています。

misaco:私は戦隊ソングのオープニングをイメージして歌っています。私達オープニングを歌うんです、というテンションで歌っていますね。この曲はハモリをしていなくてずっとユニゾンです。デラスタでは珍しいかもしれない。キーもそんなに高くないので、かっちゃんの高音でスパンと抜ける歌じゃなくて、太めの声の歌が聴けるんじゃないかな?私は歌のキーが低いので、ライブでこの高さでずっと歌っているのは大変です(笑)多分セイシュン桜花とかの主メロを歌いきれないんじゃないかな?スパンっとした高音が出ないので(苦笑)高い音はファルセットで出るんですけど。この曲も掛け合いの部分があって最後に高くなる部分があるんですけど、そこはkatsueに任せています。

katsue:急にビックリするくらい高いんですよ。

misaco:あれはYOFFYさんのkatsueの高い音を出したい欲だよね(笑)私はそれを横で聴いて「これこれ!」と心の中で呟いています(爆笑)

この曲は振り付けがありますが、どなたが考えているんですか?

misaco:メトロ☆ぽりす以外はkatsueが考えています。

katsue:ですね。

misaco:踊れない私が出来るレベルのものを考えていただいています(笑)セイシュン桜花とか左右同じステップなのに違ってたりね(苦笑)

katsue:ワイパーみたいになっちゃったり。それで足が違うじゃんと言うと……

misaco:こっちの手が出たら足はこう動かないじゃん……みたいになります(笑)

katsue:振り付け覚えるときも足だけとか、手だけやってもらうみたいな方法ですね。

misaco:見ている人に苦手なんだって分かられていなければ良いんですけど(笑)

12. メトロ☆ぽりす

misaco:私達のラジオ番組のエンディング曲です。以前は誰かの曲をかけていたんですけど……

katsue:自分達の曲をエンディングにしても良いよね?ということでタイアップです。

misaco:ゲームソングじゃないけどタイアップなのでBonus Trackとして収録しました。

katsue:この曲を入れたくてラジオのEDにしたんですけどね。載せるか載せないかはお任せします!(※載せました)
最近は自分達の曲をEDで流すのも良いかなと思うようになりました。

この曲は駅で流れる電車の発車のメロディーを曲に取り入れて歌にする、ということをしている方がいてその企画に関わらせていただいたときに出来た曲です。

misaco:Railway Girlsというもので女性シンガーさん達と一緒にやっていました。

katsue:その時にYOFFYさんが駅メロっぽい曲を作ろうと言って作られたんですよね。歌詞の内容もエクスプレスとか駅に関連する言葉が選ばれています。そしてデラスタの曲の中で数少ない可愛い曲のうちの1つです。

可愛い曲少ないですね(笑)

katsue:滅茶苦茶少ないです!愛☆Promiseとこの曲くらい。逆に紹介の時にそれを強調したりしています(笑)

misaco:YOFFYさん作詞作曲のテクノっぽい曲で、こういう曲は初めて作ったそうです。

katsue:恐らくYOFFYさんもかなり苦労して作られたと思う。

misaco:「テクノやったことない」って言いながら作っていそう(笑)

YOFFYさんはアルバムで数多くのギターを弾かれているみたいですが、テクノを意識したこの曲もギターが入っていますね。

misaco:ピコピコして可愛い曲にカッコいいギターソロが入ってきますからね。それが曲を甘々にしないでキュッと締めてくれているんですけど。

katsue:結構ギャップを感じるよね。

misaco:そこだけロック!

katsue:YOFFYさんのロックの部分が出ちゃったって感じ。

レコーディングはいかがでしたか?

misaco:この曲ではハモリじゃなくて一緒に主メロを歌っているので、煮詰まることなくやれたと思います。ペロッとサラッとやった感じです。Aメロ、Bメロも楽しく歌っているだけなので……

katsue:楽しくやれましたね。可愛いのを強調しつつ、自分の素を出してみたり。起伏は激しくないですけど曲中にアップダウンがあったり、一音一音取るのが難しかったりします。

misaco:あえて感情を乗せないで歌った曲ですね。ライブでは関係なしに気持ち乗せていっちゃうんですけどね(笑)

ライブだと気持ちが入っちゃうんですね。

misaco:やっぱり楽しくて(笑)

katsue:歌詞で「君の」というフレーズを歌うときファンの皆さんを前にするとどうしても感情が押さえられないので……

misaco:君のところへ行くよー!!!みたいな(笑)

お二人のライブだと感情が全面に出ていますよね。

二人:楽しいです(笑)

ずっと笑顔だし…

misaco:確かに(笑)

katsue:そうですね。自分が楽しいのもあるけど、ファンの皆さんが楽しんでいる姿を見ると自然と笑顔になっちゃいますね。

misaco:デラスタのライブを見て元気になってもらえたら嬉しいですね。この曲は間奏部分でファンの皆さんとコール&レスポンスしたり……

katsue:そうやって楽しんで欲しいし、デラスタの可愛い部分を聴いてもらいたいと思っています。

misaco:可愛い部分じゃないですけど「加速するエクスプレス」という歌詞のところで、横を向いてかけっこするみたいな振り付けがあるんですけど、同じ側の手と足が一緒に出ちゃうことがあって、それが上手く出来ると凄い笑顔になっていると思います!逆に失敗しているとkatsueが笑っていると思います(笑)

katsue:かけっこの時私はmisacoの後ろにいるんですけど間違えているなー、手と足が一緒だなーとか思いながら見ています(笑)

misaco:私のダンスが苦手ということが如実にわかると思います(笑)

不器用な可愛さですね。

katsue:歌詞も恋する女の子の曲で、いじらしい感じも可愛いですよ。

13. Going My Way (Re-Recording ver.)

misaco:これは私達のラジオ番組のために作った作詞katsue、作曲私の曲です。唯一YOFFYさんテイストの少ない曲かもしれないですね。

katsue:歌を録り直ししたときにYOFFYさんにも協力していただいているので、全く無いというわけではないんですけどね。
ライブの物販やM3で販売したシングルには私達だけで作ったバージョンと、このバージョンの二つが聴けます。カラオケバージョンも入っています。

原曲はシングルでしか聴けないと。

katsue:在庫も残り少ないのでこれが無くなると聴けなくなります。

作曲したMisacoさんにお聞きしますが、この曲を作るにあたりイメージしたものはありますか?

misaco:FLOWさんのGO!!!という曲のテンポ感やリズムをリスペクトしながら作りました。明るい曲を作るのが苦手なのでGO!!!はかなり聴き込みました。シンプルなバンドサウンドというのもやってみたかったので、そこはアレンジャーさんにお願いしてです。

作曲のツールはどのようなものを使っていますか?

misaco:鼻唄です。それをアレンジャーさんに渡して、曲のイメージがあればそれも伝えてアレンジしていただいています。

作詞の方はいかがでしたか?

katsue:ラジオを聞いてもらえればわかると思うんですけど、私達が素の状態でこのユルい雰囲気のままやっているんですよね。ラジオに限らずステージだろうと、楽屋だろうとオンオフが無いですけどそういう自分達を書いています。番組名のGoing My Wayを入れるようにして、そこから次に思い付いたのがPositiveというワード。何となく私達らしいと思えるワードだったのでこれを軸にしています。
作曲の時にGoing My Wayと叫びたいなと思ったので頭に持ってきて、ファンの皆さんに対する感情や伝えたい言葉を入れつつPositiveな私達を混ぜています。だから言い回しとかもせずにストレートな表現をして聴き手に伝わるようにやっていますね。

misaco:実は詞先で曲を作っているんです。皆で歌える曲が良いとか漠然としたイメージだけ伝えて作詞してもらって、それにメロディーを乗せるという感じですね。最初からこのスタイルです。3曲目くらいから周りの人達は曲先というのを知るんですけど(笑)でも歌詞があるところにメロディーを当てはめるのが楽しいので。

もう一つこの曲で狙っていたのがあって、タオル曲にしたいなと思って作りました。

katsue:タオル回して盛り上がってもらいたいんだけど、自分達がそれを忘れちゃうという(笑)

misaco:私達が忘れていたら「タオルは?」とか声かけていただきたいですね(笑)

katsue:忘れたら楽屋へ取りに行きますので(笑)この曲に限らず私達の曲は聴いて楽しんでいただきたいと思っているので、ライブやCDを聴いているときはそう感じてもらえたら嬉しいです。

アルバムのジャケットもポップな感じでお二人らしいなと思いました。

misaco:今回はアルバムのジャケットも拘りました。二人の考えていたイメージがそんなに離れていなかったのと、デザインしてくださったミナカワマイコさんも素晴らしい形にしてくださったのでお気に入りです。

katsue:文章だったり話をして伝えたとしても思う通りに出来上がってくるとは限らないんですが、仮のデザインをもらったときに「これです!」ってくらいマッチしてました。
あとは三角の縁の有る無しだったりもマイコさんと3人で決めていきました。この縁にしても無い方が柔らかい印象でいつものデラスタ感が出るんですけど、デザインの印象を強くしようとしてこの形になりました。いつも私達は自分のイメージを伝えるのが下手なんですけど凄く汲み取ってくれましたね。

文字のフォントも凝っていますよね。

katsue:これも提案いただいて決めたものです。

misaco:色も緑がベースですが、今までのデラスタで緑は無かったんですよ。1stアルバムだし今まで使っていない色で行きたかったんです。

katsue:この色についても皆さんの期待を良い意味で裏切りたいと思って選びました。
裏ジャケも拘っていて、DelightStyleとkatsue、misacoのアルファベットを入れてもらっていて、DとS、katsueのKとmisacoのMを色を付けて強調しています。

misaco:気付く人は気付し、気付かない人は気付かないと思います。デラスタとか私達の名前に使うアルファベットが散らばっていると気付いても、色を付けているその狙いとかまではもしかしたら気付かないかもしれない。でもそこまで気付いてくれたら嬉しいですね。

10月にはM3へ出展されてましたが、参加してみていかがでしたか?

misaco:普段から応援してくれている人以外の、たまたま通りかかった人達が手に取ってくれたりするので、これからも参加できればと思っています。

katsue:ライブの物販でしか手売りしないので、曲を聴いてくれた上で皆さん買ってくださるんです。M3とかコミケだと聴いたこと無いけど興味があったから買いました、って人がいらっしゃるのでCDを買う動機について学ぶことが多いなと思います。

misaco:ゲームを知ってるけど私達を知らない人や、事前に調べて買いに来てくれた人もいましたしね。今回のアルバムは参加してくれているギタリストさんが豪華なんです。先ずはYOFFYさんがいらっしゃるし、フジサンダーJのギターはランティスさんからデビューしたRey田崎慎也さんに弾いてもらっています。Reyのボーカルだったはらけんさん(原田謙太)のファンの方がそれを知って買ってくれたこともありました。

そういうところに注目する音楽ファンっていますからね。

 

さてさて、大ボリュームのアルバムインタビュープラスαはいかがだったでしょうか?
これだけ全てと言っていいほど話をしてくれているが、アルバムを買ってくれた人にしかわからない二人からのプレゼントもあるので、既にダウンロード等で音源を持っている人もリマスターされた音と一緒に楽しめるはず。改めて思ったのがどの曲にも溢れている彼女達のポジティブなパワーは聴く人に元気を分けてくれるし、その魅力はインタビュー中にも滲み出ている。そしてアルバムを聴いた人はタイアップではない彼女達のオリジナル曲を聴きたくなるんだろうなあ、ある種彼女達の集大成とも言えるアルバムだが、過去への探求心や次への期待もさせてくれるアルバムですよ!と言わせていただきたい。

最新のイベント情報
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DelightStyle 1stアルバム「ULTIMATE CONTROLLER」発売記念イベント開催決定!

2019年12月22日(日)
場所:高円寺パンディット(http://pundit.jp/)
時間:OPEN 18:00/START 18:30
料金:
通常チケット◆2500円(+1d別)
当日◆3000円(+1d別)
※ 卓上カレンダー+交流会参加付きチケットの販売は終了致しました。

【MC】上間江望

ライブ当日の特典

⚫︎通常チケット/当日券のお客様も、当日会場でアルバムを購入してくださると交流会参加出来ちゃいます!!
(注:カレンダーは付きません)

⚫︎当日会場でアルバムを購入してくださった方にはなんと…
①デラスタからの年賀状が届く!
②来年のデラスタ対バンライブに1回無料ご招待券付!
(2020年6月までの公演で、5組以上の出演があるライブに限ります。またドリンク代は別途必要となります。)

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投稿者: 管理者

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