当時メンバーの平均年齢が20歳という若さながら、昭和歌謡のメロディーを盛り込んだ楽曲が話題となったミニアルバム「Before The Moon」でデビューしたハードロックバンドVELATRIAのギタリストKABAYAが9/25にソロアルバム「GREED IN CAVE」をリリースする。
突然アナウンスされた今作については勿論、バンドの現状についても語ってくれた。
今回ソロアルバムのリリースについて、急にTwitterで告知がされましたが、どのようなキッカケがあり、経緯があったのか聞かせてください。
KABAYA:今年(2019年)の1月のワンマンを終えてからヴォーカルのHaLuちゃんの喉の調子が悪くなり、手術をすることになって活動休止することになったんです。バンド休止中でも自分の活動は止めたくなくて、他のアーティストさんのサポートをやらせていただいたりしているんですけど、企画ライブなどをバンドとしてではなく、自分一人での活動としてやってみたくなったんです。
そんな感じだったので急な告知になっちゃいました(笑)
アルバムのリリースが急でしたから、曲を用意するのも大変だったのでは?
KABAYA:元々VELATRIA用とかは関係なしに曲をストックしていて、その中から少しアレンジし直したりして選んでいったのでその点は困らなかったです。
その数あるストックから今回収録される曲を選んだ基準は何ですか?また作られた時期も聞かせてください。
KABAYA:今回は4人のヴォーカリストさんに歌をお願いしているんですけど、「この人に歌って欲しいな」というところで「この曲合うかな?」「この人のイメージには無いけど、ぶつけてみたら逆に面白くなるんじゃないかな?」とピックアップしていきました。歌詞はそれぞれのヴォーカリストさんに曲のイメージを伝えて書いてもらいましたけど、皆さんそれを踏まえつつ、その人のカラーが出ていたのでこちらとしても嬉しかったです。
今回の曲で一番古いのは4曲目のAnemoneで、高校を卒業した頃に作った曲です。最初はコードとメロディーくらいの構想しかなかったんですけど、これをMayuちゃん(ex-Lipstick)に歌ってもらったら面白いかな?と思ってアレンジしてみたら良い感じになりましたね。逆に新しい曲になると5曲目のLone Wolfですね。この曲もASURAのAKINAさんが歌ってくれているんですけど、こっちに関しては面白いものにしたいなと思ってて、ストックからじゃなく今回唯一書き下ろした曲です。
そのゲストヴォーカルをお願いした4人との出会いや参加のキッカケ、お願いした理由などを聞かせてください。
KABAYA:AKINAさんは所属しているBlack-listed Recordsの先輩でよく対バンさせていただいていたんです。歌ってもらいたかったけど先輩だから、と遠慮していたんですけどね。2月頃打ち上げでワイワイしているときにアルバムを作ろうと考えていることを話したら、「私歌うよ!」と言ってくれてそこからどんどん話が進んでいって実現しました。
AKINAさんはASURAを観てて格好良かったのでお願いしました。初めて観たときから歌詞や気持ちが伝わってきたんです。一つ一つ丁寧に歌っているからなんですけどその表現力に圧倒されましたね。聞いてもらえばわかるんですけど声の通りもよくて、高音も気持ちいいんですよ。
こんな風に今回はただ上手いだけの人にはお願いしてなくて、何か惹かれるものを持っている僕が好きなヴォーカリストさんにお願いしました。
AKINAさんに付けてもらった歌詞はいかがでしたか?
KABAYA:AKINAさんの作る歌詞は、僕の伝えた曲のイメージを僕とは別の視点からも展開されていて、素直に「こういう見方も出来るんだ」と気付かされました。
他に僕が好きなところは、「~だよね」とか話し言葉を使ってこちらも思わず頷くくらい分かりやすいところです。
The Wingsで伝えた曲のイメージは,
過去にも困難や辛いことがあったけれど、それを経て今はこんなに前向きになれた、と雰囲気明るくて少しストーリー仕立てだったんですけど、それを上手く汲み取ってくれただけでなく、先程も言った別の視点も盛り込んでいただいたので、曲の世界観がより深くなったと感じています。先程も言った話し言葉が使われているので、歌を聴きながらでも、歌詞を読んでも気持ちが伝わりやすいと思います。
Lone Wolfは孤軍奮闘というかソロ活動をする上で感じたこと、周りを巻き込んでも自分一人だとしても信じた道を突き進むぞ、という意思を持って生きるがテーマです。やっぱりバンドも会社も周りの人と足並みを揃えていくことを求められるじゃないですか?今回ソロ活動をしてみてその道を進むのが自分一人だけだとしても行かなきゃならないなと思ったんですね。周囲の人を巻き込む、巻き込まないに関わらずこれをやることは自分のためになると思うし、自分の見られ方もバンドとソロじゃ違ってくると思うんです。】そういう気持ちをこの曲で表現したんですけど、これもバッチリ歌詞に落としていただきました。
クラウドファンディングで注目を集めているNATSUMETALでも活躍されているIBUKIさんも参加されていますね。
IBUKIさんは高校生の時、僕の地元にある埼玉の西川口Heartsというライブハウスでお世話になっていた人に誘われて見たイベントにDisqualiaで出演されていました。この時に初めて見たんですけどカッコいいなと思って憧れの存在だったんです。
VELATRIAを始めてから名古屋へ遠征して出演したイベントで共演させていただいて、そこで初めて「実はファンなんです」みたいなことを伝えつつ、話をするようになって仲良くさせていただくようになりました。
今回参加していただくにあたって、Twitterで連絡したんですけど快く受けてくださって、以前から憧れていた人に自分の曲を歌っていただけるのは何だか不思議な感じです(笑)対バンとかさせていただくだけでも「やっとここまで来れた」と感慨深いのに、IBUKIさんに歌詞を付けてもらってるし、曲を送ってから「こんなメロディーはどう?」と提案があったり、「何かすげぇことしてるぞ!」と段々歌ってもらう実感が湧いてきましたね。
このようなやりとりが出来たことは興奮しました!
先程AKINAさんの歌が好きだと話されていましたが、IBUKIさんの歌のどんなところが好きなんですか?
KABAYA:ハイトーンで歌っているときの声が好きですし、ビブラートのかけ方が絶妙に自分のツボを付いてくるんです。ピッチが安定しているとか、キレイな揺れ方しているとか明確な何かが自分の中で説明出来ないんですけど、魅力的なのは間違いないです。
他には息遣いについても心を鷲掴みされてます。今回歌ってもらった曲は曲中にブレイクが多いんですけど、次に歌詞がないというところで感じる息遣いが一つのアクセントになっているので注目してみてください!
IBUKIさんが歌うWanna Flyは他の曲に比べてVELATRIAから一番遠いと感じた曲でした。シンセサイザーの音が目立っていて、個人的には激しい曲をシンセサイザーの音で隠し、一瞬でポップな印象を植え付けるのが狙いかなと思ったんですがいかがですか?
KABAYA:この曲は僕の中でも異色の曲なんですよ。シンセサイザーなど同期音源を多めに入れていますが、その音を抜くとツーバスでドコドコやっているメタルな曲なんです。「こういうのは新しいかな?」と自分でも挑戦した曲ですね。
僕自身大好きな90年代前半のWANDSさん、B’zさんなどBeingアーティストさん達の音楽に、メタルを掛け合わせたものをイメージして作りました。
歌詞については直接的に書かれてはいないですけど、「裏切り」がテーマになっている曲です。信じていた人に裏切られるってよくある話じゃないですか?明るめの曲調なのでそれを感じさせないと思うんですが、かいつまんでいくとこの曲のテーマが見えてくる、そんな構成で作られています。
この曲を聴いた人が実際にその状況に陥ってしまったときに、この曲を思い出してもらえたらなと思っています。
IBUKIさんの作る歌詞はどんな印象でしたか?
KABAYA:僕がそうお願いしたのもあるんですけど、歌詞が自問自答の形を取られている中で、自問の部分と自答の部分をハッキリとこうです!と言い切る力強さを感じましたね。だから歌詞の内容について「こういうことかな?」と想像させる余白がある作りじゃなくて、「ああ、そういうことね」と受け手が府に落ちる答えを提示してくれるものだったので見ていて楽しかったです。
続いてMiLaさんとの曲、World Without Endについてお願いします。MiLaさんとはどういった出会いでしたか?
KABAYA:川越にあるDepartureというライブハウスでEARTHSHAKERのMarcyさんが企画したイベントにVELATRIAで参加したんですけど、その時に彼女が所属していたバンドと共演したのが最初ですかね。他にはサポートさせていただいているAYA1000RRさんでも対バンさせてもらったり、VELATRIAの企画にも出てもらったり仲良くさせていただいていたんですよ。
それである時MiLaさんがYoutubeで歌ってみた動画をアップしていたんです。彼女の歌が好きだったからというのと、オリジナルをやっている人がこういうのをやるのは珍しいなと思って見ていたんですけど、彼女のイメージっぽくない歌を歌われていたり、「こんな声を出せるんだ」という驚きもあって、僕の作った曲を同じように想像を超えたものにしてくれるんじゃないか?と思い依頼しました。
初めてMiLaさんの歌を聴いたときに彼女の感情が伝わってきたんですよね。こういう気持ちでこの歌詞を書いたんだ、曲を書いたんだって。聴き手に自分の感情を伝えられる彼女の歌に衝撃を受けたのも理由のひとつです。
この曲は恋愛における別れから立ち直れない、解決策が見つからないという気持ちがテーマで、自分が病んでいるときに聴いたら凄く共感できるだろうなって曲です(笑)
一曲目のThe Wingsが明るい気持ちになれる曲なので、その次に暗いシリアスな雰囲気の曲が来るのも面白いかなと思って作りましたね。
MiLaさんの作る歌詞の印象はいかがでしたか?
KABAYA:AKINAさんと系統が似ていて話し言葉を使う人でしたね。印象的なフレーズでいえばサビ部分で同じ単語を三つ乗せてきたんですよ!
例えば「嫌い嫌い嫌い」みたいな?
KABAYA:そう!そんな感じです。見た瞬間「うわっ、これ良い!」って印象に残るものがあったんです。同じメロディーでもないし、繰り返しの部分でもないんですけどね。
作詞をする人ってサビの決めフレーズとかでない限り、同じ単語を使うのを避けるイメージがあって、僕の想定外のものを持ってきてくれたのは本当にインパクトがありました。
僕自身歌詞を書くのが得意じゃなかったので、皆さんにお願いしたんですけど、作詞のテクニックを学ばせてもらいましたね。
それと今回の4人に加えてHaLuちゃんにも共通するんですが、情景だけでなく感情も伝わってくるんですよね。
例えば「好き」と「愛している」では少し意味が違ってくるじゃないですか?そういう微妙なニュアンスも伝わってきて、これに歌のニュアンスも加わってくると泣けますよ。
最後にMayuさんとの曲Anemoneについてお願いします。
KABAYA:Mayuちゃんとは専門学校からの付き合いなんです。当時から仲良かったんですけど、まさか自分のソロアルバムで歌ってもらうなんて想像していませんでした(笑)
彼女がLipstickを抜けた時に連絡したら「これからも歌をやりたい」と言っていたので、そこで参加をお願いしましたね。
これは友達だから言えることなんですけど、彼女ワガママなんですよ(笑)専門学校のときに友達と出掛けようとなったときも、周りの友達に迷惑かけちゃうみたいな。それでも彼女のKeep On Rockin’というような姿勢が僕は好きで、それが歌にも出ているんですよね。
彼女のことをワガママと言いましたけど彼女の中にある一本の芯があって、それがあるからこその彼女の音楽であり、だからこそ譲れない思いがKeep On Rockin’という姿勢に現れているんだと思います。
Mayuちゃんにも他の人と同じように曲を送ったんですけど、返ってきたら色々付け足したり、メロも原曲と変わっているところもあって(笑)元の僕が作ったものは残っているんですけど「そんなに前からメロ入っていたっけ?」というくらい変えてきて、驚きましたけど曲として良くなったので感謝しています。
IBUKIさんは提案する形だったのに対して、Mayuさんは自分が良いと思うものを出してきた感じですね。
KABAYA:歌詞としてお願いした題材があったんですけど、僕の想像には無かった視点から書かれていました。【その題材は「戦い」だったんですけど、戦争とか戦っている人のことではなくて、その帰りを待つ女性の気持ちを書いてきたんですね】歌詞を見て題材の深いところまで想像できないかもしれないですけど、題材あってのストーリーの中に、いくつもエピソードが混ざっていて、より深みのある世界観になっています。
Mayuちゃんの作る歌詞の特徴は「待っているから」とか話し言葉が使われるんですけど、何というか………言っちゃえばワガママ(笑)回りくどい言い回しはせずにズバッと言葉にするのかなって思います。その中にも照れ隠しなんだろうな、というのが見えてくる部分もあったりして面白かったですね。
ゲスト参加されている方のファンも楽しめる内容となっていますね。
KABAYA:そうですね。僕のソロアルバムなので僕の曲とかギターを聴いてもらいたいというのが勿論あるんですけど、参加してくださったヴォーカリストさんの歌も聴いて欲しいし、割と僕の中ではソロ名義の作品と言いながらも各ヴォーカリストさん達との共作をアルバムにしたもの、という意識が強いです。ヴォーカリストさんに助けられながらも、一緒にアイデアを出して曲を完成させたので。
やっぱり僕の根っこの部分にロックがありますが、フォークや歌謡曲がある中で詳しくないけどアニソンとかも好きという、懐かしい感じやアニソン感など色んなものを織り混ぜて今回の曲を作ってみました。
ソロアルバムということで男性ヴォーカルの起用は考えなかったのですか?
KABAYA:そのアイデアはあったんですが、先にライブの日にちが決まっていたんですよね。アルバム出すという話を吉祥寺のCRESCENDOに話をしたところ、同時にライブの日にちも決まりました。それでライブを想定するとキーをどうするかがネックになって……。男性と女性ではやはりキーが合わない、今後のライブを考えたときにこれは難しいなと思ったんです。ハイトーンの男性ヴォーカルも考えたのですが、そういう知り合いがあまりいなかったのと、女性ヴォーカルで統一した方が面白いかなと思って今回はこの形になりました。
あとは僕が相川七瀬さんを始めとする女性ヴォーカルが好きだということと、VELATRIAで女性のキーで曲を作ることに慣れていたというのも理由の一つですけどね。
今回バラバラな個性を持つ4人の歌詞に触れたわけですが、改めてVELATRIAのHaLuさんが作る歌詞についてもコメントをください。
KABAYA:HaLuちゃんの作る歌詞はどこか昭和歌謡曲の影響を感じずにいられないんですよね。~だわ、とかそういう吐き捨てるような言葉を入れてくるんです。あとは当時使われていたようなフレーズが出てきますね。
今回はそれぞれの個性が発揮された歌詞を書いていただいたので、何度も言いますが楽しかったですね。
さて、ソロアルバムということでKABAYAさんの影響を受けた音楽についても少しお話聞かせてもらえませんか?
KABAYA:親の影響でB’zやWANDSを好きになったんですけど、もっと好きなのが尾崎豊や長渕剛なんですよ。だから同年代とカラオケに行っても合わない(笑)
メロコア系が好きかなと思ったんですけどどうですか?VELATRIAではメロコアで聴かれるオクターブ奏法(オクターブ違いの同じ音を出す演奏方法)を取り入れていたので。
KABAYA:メロコア好きの先輩に「こういうのも聴いてみな」と言われていくつかオススメのバンドを聴いていました。話されているようにオクターブ奏法が使われているのでそこで聴いて覚えたって感じですね。
何でこういうことをしたのかというと、僕がやる曲には「あれ?」とか「普通それはやらないでしょ」って思うようなものを入れて、先が読めちゃうような型に嵌まった曲にしたくないと考えているからなのかもしれません。このジャンルではオクターブ奏法はあまり使われることがないので入れてみたって感じです。
曲作りにおいて王道と言われるものを敢えて避けているんですね。
KABAYA:王道と言われるものがありますが、それに似ちゃうのもどうかなと感じていて。こうしているのも新しい王道と呼ばれるものを作りたいからなんです。捻りを入れるにしても「自分の聴いてきた音楽はこういうものだよ」というのが伝わるようにしたり、「ここでこんなことやる?」と意外性を持たせています。極端な話ジャズなのにタッピングを入れまくるみたいな遊び心ですね。コードについても少し変化というか、ここではあまり使わないであろうコードを入れたりしています。
ギターソロに関しても始めたばかりの頃は、早弾きとかテクニカルなものを意識していたんですけど、今はソロのメロディーが歌えるということを目指しています。意識し過ぎて「歌メロじゃん!」なんてこともあるんですけど(笑)でも頑張った結果ファンから覚えやすいとか、メロディー歌えるとかの他にも「ギターソロから曲のイメージが湧いてくるよ」と言っていただけるようになったので嬉しかったですし、これからもっと良いものを作りたいなと思いましたね。
今までの話からバンドとソロで音楽性に大きな差を感じさせないですが、ギターの比率を上げるなど自身で明確に分けている点はありますか?
KABAYA:ソロなのでギターソロを長めにしている曲や、バンドよりギターが多目な部分もありますが、僕のスタンスとしてヴォーカリストを邪魔しないことを念頭にプレイしています。だから歌があるときはギターより歌を聴いて欲しいんです。歌と歌の合間に少し弾いたりすることもありますが、VELATRIAでもソロでも変わらない部分だと思います。
今回のレコーディングはどのように進められたんですか?
KABAYA:ベースとドラムは自分で打ち込みしています。ギターは宅録です。ヴォーカルについてはAKINAさんとMayuちゃんは僕も立ち会ってエンジニアさんにお願いしてレコーディングしました。IBUKIさんとMiLaさんは各々録ったものを送っていただきました。
MIXもエンジニアさんにお願いして完成させた感じですね。
ギターは宅録とのことですが、どのように行ったんですか?
KABAYA:バンドでもサポートでも同じやり方なんですが、自分のテンションがメチャクチャ高いか、それとも低いかどちらかの状態で録ることが多いです。
ソロ弾くときもきっちり覚えてやるよりも、アバウトにメロディーを決めておく、こういう状態で感情の赴くままに弾く方が良いものを出せるんですよね(笑)ここはもっとエモーショナルにしたいなってところは、考えたメロディーじゃなくてアドリブで弾いちゃったりとか。気持ちの振り幅が激しい方が良いみたいで、今回はこのコンディションに持っていくまで時間かかっちゃいました(笑)
今回使用されたギターは何ですか?
KABAYA:メインで使用しているPaul Reed Smithで全部レコーディングしました。
今回宅録だったんですけどデジタルになりすぎるのは嫌だったので、普段のライブで使っているペダルを噛ませて音を録るようにしていました。なので割とライブ感を感じられるサウンドになっていると思います。
ライブ感については座った方が弾きやすいですけど、敢えて立って弾いたりとライブでの演奏を想定した状況を作ってやっていました。他にもメトロノームに合わせてキッチリとやるよりも、微妙なズレによる揺れなんかも意識したり色々とやってみました。
あと何回も弾いていると「ここにスネアが欲しいな」とかアイデアが出てくるんです。そういう時は打ち込みを作り直したりしたので、かなり時間かかりましたし弾き直しました(笑)
結構な作業量ですがこれを2、3ヶ月でやったんですか?
KABAYA:もう弾いてはパチパチ、弾いてはパチパチという感じで、アイデアが出る度にどんどん変えちゃうからハードでしたね(笑)
テンションに任せて変えちゃうとその部分だけの変更じゃ収まらないので大変でした。それでいてヴォーカルが乗ってくるとヴォーカルに合わせたギターに変更するので、またイチからパチパチするわけです(笑)
楽しいから時間忘れて没頭しちゃうんですよね。
さてアルバムの発売が9/25で決定していますが、9/14のレコ発ライブで先行販売されると。購入方法としてライブ会場の他にどんな方法がありますか?
KABAYA:流通に関してはdisk unionさんにお願いしていて、そこからAmazonやHMVさんなどに渡っていく形になると思います。他には地方の個人でやられているCD屋さんやVELATRIAの物販にも並ぶ予定です。
9/14のライブは真壁雄太(IOSIS)さんとのWレコ発とのことですが、どんなライブになりますか?
KABAYA:お互いのソロ曲をやります。二人のユニットUrulate(ウルレイト)としてメンバーはヴォーカルにASURAのAKINAさん、ベースに藍さん、ドラムはMARDELASの弓田秀明さんというメンバーです。
ライブで二人のオリジナル以外にカバーをやるなどは可能性ありますか?
KABAYA:まだスタジオに入っていないのでわからないですが、ノリで何かやる可能性は無くもないですね。
今後ソロのライブの予定はありますか?
KABAYA:お話はいただいているのですが、まだ決まっているものがないので決まり次第告知していきます。ゲストヴォーカルやバンドメンバーについてもその都度どなたかにお願いする形ですね。
最後にVELATRIAの現状を教えて下さい。
KABAYA:年始には具体的なライブなどの活動を再開できると思います。
9/5にレーベルメイトのASURAさんのラジオ番組「ASURAのご機嫌麗しゅうDX」に出演したばかりですが、ファンがチケットを買って公開放送に参加することが出来て、終了後にちょっとしたファンミーティングが出来たりと少し新しいタイプのラジオですね。告知しましたが来年の1/10に大塚Heartsで主催ライブをするので、是非とも見に来ていただきたいです!
HaLuちゃんの喉の手術も無事終えて今では普通に歌えてるし、ベースの颯も手の腱を切っちゃって全く動かない状態だったけど、リハビリをして回復しましたし、そろそろスタジオに入ろうかというところです。
若いのに大怪我や手術を経験して大変ですね(汗)
KABAYA:(笑)HaLuちゃんの手術や予期せぬ颯の怪我で活動休止していてもミーティングはしていたので、これから色々と発表があると思うのでHPやTwitterなどSNSのチェックをよろしくお願いします!
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