SNSで突然発表されたCrying Machineの再結成ライブ。Crying Machineと言えばメロディックなメタルバンドとして人気を博していたものの、2015年に惜しまれつつ解散している。その後メンバーはそれぞれの道へと進み、ギターのMashaは自身の理想を追求したバンドSilexでの活動を始めた。
今回バンドのリーダーでもあるMashaにCrying Machineへの思いと再結成について語ってもらった。
突然の再結成のニュースには驚かされましたが、改めて自身にとってCrying Machineとはどんなバンドですか?
Crying Machineは家族のような強い絆を感じるバンドですね。お互いがお互いを理解し尊重し合い、それがバンドのアンサンブルにも反映されています。
音楽的にもそれぞれのフェイバリットや拘りを上手く混ぜ合わせる事ができる…、Crying Machineは全てが自然なバンドです。
今回再結成したキッカケ、理由を教えてください。
2015年に解散した後はメンバーそれぞれ別の道を歩んでいましたが、気付けばほぼ全員が関東で生活していました。
昨年のある日、久しぶりにメンバー達と連絡を取り合い軽く食事でも、という感じで集まった日があったんですよ。バンド解散後、ベーシストのFUKOはしばらく現役を退いていたのですが、また音楽活動を再開させたいと考えていたみたいで、そのFUKOからCrying Machineでもう一度集まってプレイしたいと提案があり、皆もぜひぜひやりましょうというこれまた自然な流れで再結成する事が決まりました。
実は2019年はバンドを結成した年から数えてちょうど10年という節目もあって、どうせプレイするならクローズドなスタジオだけじゃなく、応援してくれていたファンの皆さんの前でライブをしたいと思い立ち、急いでライブハウスに連絡しました。
数年ぶりにリハーサルをしての手応えや感想を聞かせてください。
実は今年に入ってから毎週のようにリハーサルスタジオで練習しているんですよ。皆それぞれに活動しているとはいえ、Crying Machineとしては4年のブランクがあるわけですからそれはもう必死なんです(笑)その甲斐もあって、完全に当時の空気が戻ってきましたね。
今とても良い状態です!
ライブ当日は2曲入りのシングル『Last Parade / I’ll Be There』の発売が決まっていますが、どんな曲ですか?
今回再結成ライブをするにあたって、どうしてもやりたかったことの1つがこの新しい音源制作です。和気藹々とした雰囲気でふんわりとライブを迎えるのも良いですが…ひとつの目標に向かってシリアスな気持ちで取り組む制作作業は、我々にとって良い効果を生むと考えていました。
今回制作した『Last Parade / I’ll Be There』は二曲入りのシングルで、一曲目のLast ParadeはキーボーディストのYOSISIが作曲しました。
彼がCrying Machineの為に温めていたアイデアをもう一度引っ張り出して、メンバーそれぞれがアレンジに加わり作り上げました。曲調としては3rdアルバムのタイトルトラック『Revolution』に近いですね。日本流メロディックパワーメタルという雰囲気で、今回の再結成ライブでも演奏します。
二曲目のI’ll Be Thereは僕が作曲したポジティブなミドルテンポのハードロックです。
10年目を迎えたCrying Machineの音楽性の成熟をテーマに、今年に入って新たに作りました。曲調はこれまでにないタイプなのですが聞けば納得、我々らしいと思ってもらえる楽曲になっています。
3/8のライブへの意気込みをお願いします。
軽いキッカケから始まった再結成のアイデアですが…コンサートのブッキングを行い、リハーサルを重ね、新曲を作り上げていく中で、これまで封印していた情熱が再び目覚めました。 Crying Machineというバンドは本当の意味で復活しました。
今回再結成するにあたって、ライブ情報はSNS等でしかご案内をしていないにも関わらず、チケットの売れ行きは好調だそうで…沢山の人が期待してくれているという事ですよね。
本当にありがとうございます。
今回のライブから今後の予定が気になるのですが…
ファンの皆さんには申し訳ないですが、今回のライブ以降の予定は全くありません。
ですが、もし手ごたえを感じてしまったら…という欲張りな気持ちは少しありますね(笑)せっかく作った新曲をライブでもっと披露したいというのが正直な気持ちです。
皆が期待してくれるなら…僕はいつでも『I’ll Be There』です。
今予定されているMashaさんの活動を教えてください。
3月の14,15,16日の三日間、池袋のレストランPapiPopiにてライブを行います。
オーナーは90年代のHR/HMシーンを賑わせた日本の名門レーベル『ゼロ コーポレーション』の社長なのですが、そのレーベルを畳んで20年という節目に企画された音楽イベントのリーダーを務めさせて頂きます。ゼロコーポレーションなしに今の僕は有り得ないというくらい、レーベルの所属バンドに影響を受けましたから、身に余る光栄です。
演奏ありトークありこぼれ話ありの濃い三日間に是非お越し下さいませ。
また4月14日(日)に横浜Hey-JOEというライブハウスでインストゥルメンタルのセッションライブがあります。
ドラマーにはCrying MachineそしてBLINDMANの現ドラマーを務めるSHUNが参加します。再結成ライブの打ち上げも兼ねて是非お越し下さい!
最後に一言お願いします。
今回のインタビューで、再結成にかける気持ちを皆さんにお伝えする事が出来ましたが、良い意味で緊張してきましたね(笑)
それではライブでお会いしましょう!
Live Info
2019年3月8日(金) WildSide Tokyo
OPEN 18:30 / START 19:00
ADV 3500yen(別途1Drink)
DOOR 4000yen(別途1Drink)
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